明け方近くまで選挙番組見てたせいで、今日は一日眠かったですよ、えぇ。
というわけで(最近全部書き出しがこれな気がする)、昨日、参院選の投票・開票が行われました。 結果は皆さんご存知でしょうが、自民・公明大敗、民主大躍進という結果です。
7/22の毎日新聞1面に出た議席予測で、自民党が30~40というのを見たときには、 また、えらい刺激的な数字を出してるなぁと思ったものですが、本当にそんな数字になってしまいましたね…。
最終的な投票率は58.64%。投票率が下がるといわれる亥年の参院選としては高いといえますが、 それでも決して高い数字ではなく、この数字でここまでドラスティックな結果が出たというのはひとつ特徴的でしょう。 投票率の推移を見ていて、自民党が40~45くらいと考えていたわたしはかなり甘かったわけですが(苦笑)。
この数字から考えると、完全に自民不信が招いた結果と思えますね。 本来自民支持者である層が動かない限り、この数字でこの結果になることはありませんからね。
しかし、この結果、民主が参院の第一党となったので、おそらく参院議長は民主党から出ることになります。 今まで、参院では与野党逆転したことはあっても、自民党結成の55年以降、参院の第一党は常に自民党でした。 議長は第一党から出すという慣習があるので、これまでの参院議長はすべて自民党から出ていました。そういう点から考えても、今回の結果は非常に大きな意味を持ちます。
議長を与党から出すために、自民と公明が統一会派を組むなんていう冗談のような観測までありましたが、 自民と公明を足しても103で、民主の109には届かないんですね…。本当にとんでもない勝ち方だなぁ…。
この状況を、各新聞がどのように捉えているか、東京の主要6紙の社説を読み比べてみました。
読売「参院与野党逆転 国政の混迷は許されない」
朝日「参院選・自民惨敗―安倍政治への不信任だ」
毎日「自民惨敗 民意は「安倍政治」を否定した」
日経「安倍首相はこの審判を厳粛に受け止めよ」
産経「自民大敗 民主党の責任は大きい」
東京「安倍自民が惨敗 『私の内閣』存立難しく」
それぞれ新聞の立ち位置があるので、細かい部分は異なりますが、基本的な内容はかなり似通っていて、1紙を除いて 「安倍政権は批判を受け止め、反省をせよ」「民主党はなんでも反対して混迷化させるのではなく、責任ある役割を果たせ」の2点が強調されています。 まぁ、朝日・毎日・東京は前者が強くて、日経はほぼ中間、産経は後者が強いという違いはあります。
また、この民主党への要望について、11月に期限が切れるテロ特措法問題では、「米国との摩擦を覚悟でインド洋やイラクから自衛隊を撤退させることができるか」(毎日)、 「日米同盟や国際貢献に不可欠なテーマについて、現実的な対応をとれるかどうかは、テロ特措法への対応が試金石になるだろう」(産経)と、 求めてるものが全然違ったりするのはご愛嬌ですが(苦笑)。
しかし、この6紙の中で、唯一異なる論調なのが読売。論点のメインを民主への牽制に置き、安倍政権擁護の印象が強い。 確かに、年金問題にしても格差問題にしても、以前の内閣のいわば遺産であり、安倍政権だけの問題でないことは事実。 しかし、安倍政権が対応を誤ったからこそ、ここまで問題が大きくなったわけですし、現時点での責任者がその組織の過去の責を負うのは当然のこと。
あまつさえ、問題閣僚の任命責任について「総裁選での論功行賞人事が、こうした問題閣僚の起用につながったとして、安倍首相の任命責任を厳しく問う声もあった。だが、歴代、論功行賞人事のなかった政権はない」とまで書いている。 論功行賞で選ぶのと、問題を抱える人間を閣僚に登用するのはまったく別次元の問題だと思うのだがどうか。
読売が自民寄りなのは昔から明らかですが、この社説はあまりにバランスを欠いているのではないかという気がします。
そんな中で、わたしが個人的にMVPを送りたいのが、東京新聞の社説。
この選挙が小泉政権からの6年半の結果についての総括であると説き、小泉ブームで一瞬隠されたが与党の地盤はずっと退潮傾向にあると思い起こさせる。 良い着眼点で平易な説明をしているので、他紙は好みでいいですが、是非東京新聞の社説は読んでみてください。
まぁ、なんにせよ、民主党の真価が問われるのはこれから。ここで実績を作り、一気に政権への道を進むのか、 やっぱりだめかと国民に呆れられてしまうのか、どうなるか結果はおそらく年内には出るでしょう。