[生活]

消え往く地名。 / 2006-07-25 (火)

 消え往く地名といったところで、平成の大合併の話ではなく…。まぁ、ちょっとわたしの身近な話なんですが。

 わたしが住んでいる区画は、かつてこの住宅地を分譲した企業の名前を取り、○○住宅と呼ばれることがあります(一応、伏字)。 これはもちろん正式な地名ではなく、掲示板やバス停の名称などに残っているということもありません。 つまり、完全な「通称」というわけです。

 この通称、当たり前ですが、広く知られている訳ではありません。 しかし、地元ではそれなりに使われていて、地元民の会話で使われたり、タクシーで行き先として伝えたりしてい…ました。

 最近、この「○○住宅」という表現が、はっきり通じなくなってきたんですよねぇ…。 まぁ、一番感じるのがタクシーなんですが。ここのとこ、割合タクシー使うことが多かったんですが、 立て続けに「○○住宅」がわからない運転手さんにあたりました。

 考えてみれば、その分譲当時を知ってる人でなければ、その名称は基本的に知らないわけで、 新しく入ってきた人に至っては、そもそもそんな地名の存在すら知らないわけですね。 ということは、その表現を使う人は減ることはあっても、増えることはまずないわけで…。

 うちの辺りはまぁ田舎なので、タクシー会社にもベテランが多いので通じてますが、 10年後、20年後にはおそらく消えてしまう地名なんでしょうな。 昔は地元のタクシー会社じゃなくても、周辺地域の会社でも大概通じてたからなぁ。 確実に通用する範囲は狭まっていますから。

 そんなことを考えると、一抹の寂しさも感じるわけですよ、えぇ。 まぁでも、仕方ないことなんだろうなぁ…。