書評書くのも3ヶ月近くのご無沙汰ですな。本は結構読んでるんだが…(汗)。
今日のお題は『「世界の神々」がよくわかる本~ ゼウス・アポロンからシヴァ・ギルガメシュまで』(東ゆみこ監修、造事務所著、PHP文庫)です。 ぶっちゃけ、ここを読んでいる人にとっては「トール・ギルガメシュから、クトゥルー・アトラクナクアまで」という方が興味を惹かれるような気がしなくもないですが…。
というわけで、書名からわかる通り、世界各地の神話に登場する神様のガイドです。 神話系統ごとに記載されていて、ギリシャ、北欧、ケルト、インド、メソポタミア、エジプト、クトゥルーの7系統ごとに、 神様が紹介されております。
文庫ですし、これだけの広い分野を扱ってることでわかる通り、個々の記載はさほど(というかまったく)深くはないですが、 主要な神様には劇画調の挿絵がついてることで、かなり印象深い本になっています。 やっぱりねぇ、人間型の神様なんかはいいけど、異形の神様は想像しにくいからねぇ(エジプト系の神様とか)。
というわけで、しっかりと神様を知ろうとすると、どう考えても物足りないですが、 神話世界の入口として、また、主要神の備忘録的な使い方にはいい本だと思います。 まぁ、掘り下げた内容であれば、専門書がなんぼでもありますからね。 浅く網羅した本っていうのは、結構使い勝手がいいものです。
しかし、クトゥルー神話入れるのなら、他に入れるものがあったんじゃないかと思ってしまうのですが…。 まぁ、ゼウスやオーディンなんかと同じ扱いで、普通にクトゥルーやナイアルラトホテップが載ってるのは面白い(というか可笑しい)けど(笑)。
あと、もう少し神話体系の大枠は、サポートした方がいいんじゃないかという印象は受けました。 血縁関係の図は結構あるんですが、神話全体を俯瞰したような図はほとんどないですから。 まぁ、個々の神様に焦点を当てた本としては正しいのかも知れませんが。
個人的には、仏教の神様(っつーか仏様)について、同じような本が欲しいなぁ(笑)。 って、なんか良い本があったような気がしなくもないんだけど、忘却の彼方…。 マリみての乃梨子のように仏像マニアを目指さなくては(笑)。
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『「世界の神々」がよくわかる本 ゼウス・アポロンからシヴァ、ギルガメシュまで』(PHP文庫)