[本]

「ダヴィンチ・コード」。 / 2006-04-06 (木)

 読んだことはなくても、これを知らない人は、もうほとんどいないでしょう。 「ダヴィンチ・コード」(ダン・ブラウン、角川文庫)です。 すごく話題になった本ですが、気付いた時には完全に乗り遅れていたので放置していました(ぉ)。 しかし、この度、文庫化されたので、一気に読んでみました。

 率直な感想は、「結構面白かった」くらいでしょうか。熱狂するほどではなかったかな。

 まぁ、こう思うのはわたしが日本人で、キリスト教徒でもないというのが、大きな理由でしょうね。 これが子供の頃から、深くキリスト教に関わっている欧米人なら、まったく受け取り方は違うでしょう。

 この本は、「聖杯伝説」をテーマに置いている本です。日本人には馴染みがあまりないですが、 欧米人であれば誰もが知っている物であり、欧州史上最大の伝説とも言えるかも知れません。

 聖杯の正体や、その隠し場所など、聖杯に関する研究を行っている人間は数多く、「聖杯」は今なお多くの人を魅了しています。

 わたしも、宗教関係の書物などは、色々読んでいるので、聖杯についての知識は少なからずあるんですが、 どうも、今一熱狂できないというか、体感として盛り上がらんのですよね(苦笑)。

 日本史でいえば、うーん。それこそ、三種の神器とかにあたるのかなぁ。 日本創世神話自体が日本人にそれほど知られてないので、あまり凄みを感じませんね。困ったもんだ(苦笑)。

 閑話休題。「ダヴィンチ・コード」の話に戻りましょう。

 まぁ、あまりに有名な作品になってしまったので、中身の説明はいいかな(苦笑)。 美術関係に興味があり、キリスト教関係に興味があれば、読んでつまらなかったということはないと思います。 いや待てよ。むしろ、レオナルド・ダ・ダヴィンチがどういう人だったのかを知らない、っていうくらいの人の方が、 驚きの連続で、楽しめるのかも知れません。わたしみたいに半端に詳しい知識持っていると盛り上がれないのかも(汗)。 まぁ、普通に万人にお勧めできる本ですよ。

 美術ヲタの人には、むしろこの本より、「ゴッホ殺人事件」(高橋克彦、講談社文庫)とか、 「偽りの名画」(アーロン・エルキンズ、ハヤカワミステリ文庫)とかの方が歯ごたえあるかも知れず。

一応Amazonリンク:
「ダヴィンチコード」(文庫版)
「ゴッホ殺人事件」(文庫版)
「偽りの名画」(HM文庫版)