[公演・ステージ]

2/28の「ドリル魂~横浜現場編~」。 / 2009-03-02 (月)

 最近、すっかり不定期観劇blogとなりつつあるなぁ…。 そういうわけで、2月にごそごそっと見て来た各種公演について、感想をまとめていきます。 例によって、ちゃんとしたレポートにならない可能性が高いですが、それはご容赦を…(汗)。

 第1弾は順番が前後してしましますが、直近の先週土曜に見て来た「ドリル魂」から。

 会場は、神奈川県立青少年センター・ホール。 桜木町から徒歩5分、紅葉坂の上に神奈川県の文教施設が集まっている一角があるんですが、青少年センターもその中にあります。 ここには他に、県立の図書館や音楽堂、能楽堂などがあります。

 さて、ドリル魂はわたし自身は2007年9月の池袋現場に続いて2回目です。 池袋現場の感想はこちら

 ドリル魂は、建築現場を舞台にしたミュージカル作品です。 現場で起こる様々な事件をめぐる人間関係を中心に物語は進んでいきます。 恥ずかしいくらいにストレートで熱い台詞と進行が特徴の舞台です。

 今回の横浜現場編は、2007年4月の初演(厚木・新宿)、同9月の再演(美浜・池袋)に続く第3弾。 初演と再演も若干内容の変更があったようですが(どちらかというと、不測の事態により変更せざるを得なかったというか…)、 今回の横浜現場は、伊阪達也、AKB48のユニット渡り廊下走り隊をゲストとして迎え、大きく内容が変更されて上演されました。

 わたしが見たのは、28日夜公演。

 ゲストに関わる部分はストーリーも変更されていますし、新曲も用意されています。 池袋の時と比べて、全体的に展開がスピーディになったのと、ダンスがかなり増えていた印象ですね。 ただでさえハードなステージなのに、ほんとお疲れ様です…。

 今回変更された部分以外についても、歌もダンスもブラッシュアップされ、かなりキレがよくなっている印象。 池袋では、結構ハラハラしたようなソロも、しっかりと安定していて、正直驚かされました。

 メインのストーリーは池袋現場では、建築偽装が見つかって建て直しが…という話でしたが、 今回は施工主が倒産して、アラブの大富豪に買収されるという設定に変わっていました。 相変わらず、こういうとこに時事ネタ突っ込んでくるのは、扉座らしい。 まぁ、元請は相変わらず「木村建設」ですけどね(苦笑)。

 池袋現場のときは、体調の問題で出られなかったエアリアル担当の初代小梅こと桧山宏子の演技も見れたし、 やはり池袋現場で不名誉な欠席となった犬飼淳治も今回はしっかりと出ていて、そういう意味でもうれしかったです (犬飼さんは、去年の御伽の棺で、完全に一皮向けたと思ってます)。

 さて、今回のゲストの2組。

 まず、伊阪達也ですが、熱いサラリーマンを演じています。 横内謙介からの指示は「サラリーマンらしさを残して、現場連中と同化しないように気をつけろ」ということだったようですが、 出番の尺が短すぎ、この立場の違いが今一つわかりづらかった気がします。 それでも、個人としての見せ場は結構あり、我等が西ヤン(謎)のつけた結構ハードな殺陣もこなし、ハイテンションさは伝わってきました。

 次に渡り廊下走り隊の4人組。中学生2人、高校生2人というユニットです。 それなりに出番はあって、頑張ってはいましたが、演技については今後に期待ということで。 歌のシーンではさすがに堂々としたものでしたけどね。

 彼女らの本領が発揮されたのは、公演後に行われたアフタートークショウ。 4人揃っている安心感もあるのかも知れないが、横内謙介にがすがすツッコミを入れている様は、苦笑するしかなかった。 まぁ、横内謙介がすごい人だというのも、あまりわかっていないのかも知れないけど(苦笑)。

 ただ、あのフリートーク状態で、舞台上で臆することなくぽんぽんと言葉を返していく様は、 さすがに舞台慣れしている(というか、慣れすぎている)印象で、素直に感心しました。 あのクソ度胸(あえてこう書く)は、もしこれから舞台をやるのであれば、大きなアドバンテージになると思う。 もちろん、演技自体がモノになるかどうかは、素質と努力次第でしょうが。

 いずれにしても、このゲストのおかげで、ただでさえカオスなドリル魂が、ますますカオスになりました。 それは客席も同じで、色んな人種がごった煮になっている感じで、面白かったです。 ただ、AKBファンの方々は、PPPHやコールの類はちょっと勘弁して欲しかった。 君達の熱い思いは、秋葉の常設劇場でぶつけてくれたまえ(苦笑)。 まぁ、設定上「初恋ダッシュ」でコールかけるのはありかなぁ…むむむ。

 さて、ここからは総括というか、色々この公演をきっかけに思ったことを書く。

 多分、今回のゲストについては(特に4人娘については)、既存の扉座ファンからは賛否両論あると思う。 ぶっちゃけ、否の方が優勢ではないかとさえ思う。

 ただ、否という人に言っておきたいのは、今回の公演は、主催が神奈川県の文化課であり、 「若者が観劇する機会が減っているので、若者が来てくれて、楽しめるような舞台を」という前提から始まっているということ。 わたしもそういう意識でいたので、今回、特に不満を感じることもなく、微笑ましく見ることができました。

 実際、blogなどを巡回してみると、伊阪達也目当て、4人娘目当てで来ていた人達も、 素直に楽しんでくれた人が多いようで、特にエアリエルの演技には、みんな感心したようだ。 そういう意味で、ゲストを呼んだ意味がちゃんとあったのではないか。 それも、舞台演劇界ではない世界から人を呼んだからこそ、客席にもコラボレーション効果が出たと思うのです(伊阪さんは業界に片足突っ込んでますけど(笑))。

 振り返ってみると、わたしの演劇の興味は、サクラ大戦歌謡ショウが出発点です。 最初の興味は当然のごとく「サクラ大戦の声優さんがやってるショウだから」だったわけですよ。 ただ、そこから舞台演劇そのものに興味を持ち、サクラつながりで扉座を見るようになり、その他多くの演劇等も見るようになっていった。 今では興味を持てば、ごくごく小さな劇場に単身突っ込んでいき、ほとんど出演者の身内(多くは演劇関係者)の中に紛れて観劇することもある。

 そんな自分からしてみても(いや、だからこそなのかな)、やはり演劇は敷居が高いと思う。 演劇をやる人たちが、コミュニティを形成しているおかげで、逆にそうじゃない人達との接点が薄れてるというのかな…。 誤解を恐れずにいってしまえば、演劇関係者だけが固まって何かやっているように見えてしまうのです、外から見ると。

 元々、扉座は厚木市とタッグを組み、本公演を必ず厚木で市民向けに上演しています。 また、学生向けワークショップにも熱心で、演劇の普及に力を入れている劇団です。 そういう扉座が、今回の公演を行ったのは意味のあることなのではないかなぁと。

 今回客席に学生の姿を多く見ましたが、その彼らがこれをきっかけに、1人でも多く今後も観劇の習慣がついたらいいなぁと思います。 きっかけは、なんだっていいじゃない。大事なのは、それをどうつなげていくかだよ。 それこそ、AKBファンが扉座ファンになったりしたら、面白いじゃない(笑)。わたしゃ楽しい舞台がいっぱい見たいだけなんじゃよ。

 …勢いに任せて書いたら、またなんか話が発散しすぎた気がする(苦笑)。失礼いたしました。

扉座公式サイト

 写真の説明。1枚目はFM YOKOHAMA「トレセン」のスタジオ内で建築された赤レンガマークタワー(笑)、2枚目がパンフレット、3枚目がチラシとセットリスト。


[公演・ステージ]

2008年ステージ総括。 / 2009-01-13 (火)

 1月もすでに中旬になっておりますが、ようやく今年の初更新です(汗)。 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 今年はもう少しちゃんと更新したいねぇ(と毎年言っている気がする)。

 さて、株のデータなんかは、最近全然まとめて切れてないので、とりあえず2008年の観劇・鑑賞の総括でお茶を濁す所存。

 昨年は、ミュージカルを中心に、26公演を見てきました(落語は除く。落語は席数で考えた方が妥当な気がするので)。

 独立した記事として書いている公演もありますが、ざっと振り返ってみます。以下の公演順序は見た順です。ぶっちゃけ長いよ!!

■ペテン師と詐欺師(鹿賀丈史・市村正親/日生劇場/1月5日)

 初日を鑑賞。鹿賀丈史はわたしがミュージカルにはまったきっかけなので、この名前があると無条件に行きたくなる。 終演直後はアメリカっぽい下品さがてんこ盛りで、正直、二度と見ないと思ったのだが、今振り返れば、 再演があれば行きたいと思うのが不思議。完成度は間違いなく高いんだけどね。

 鹿賀、市村は安定。ソニンもすごくよかった。この人は清楚な役も、柄の悪い役もきっちりこなすので、 この舞台のように両方兼ね備えた役はぴったり。ソニンは東宝系ミュージカルの常連になりつつあるし、これからますますミュージカル女優としての評価は高まりそう。

■ジンギスカン~わが剣、熱砂を染めよ~(平岳大/ル・テアトル銀座/1月6日)

 市川猿之助総合演出と看板は掲げていたが猿之助臭がする演出は一部のみ…。 平岳大を主演に、ベテランが脇を固める布陣。演出は悪くなかったけど、平岳大にはもう一層の精進を期待したい。 ヒロイン役の相田翔子はちょっと厳しいものがあったなぁ…。

 というか、ぶっちゃけ、全体の雰囲気がコマとか明治座の座長公演チックなんだよねぇ…。 助演が豪華だっただけに色々もったいない。

■BLUEMAN GROUP(インボイス劇場/2月2日)

 顔を青く塗った3人組のショウ。どこかで名前や映像を目にした人も多いのではないかと。 普通に楽しいコメディショウ。馬鹿になって楽しむのが正解なんで、いまいち乗り切れなかったなぁ。

 ひとりで行くとピックアップされた時に切なくなるので、ある程度の人数で行くのが楽しいと思う。 半年くらいで終わるかなと思ったら、1年以上たった現在もロングラン中。行きたい人がいたら一緒に行きましょう。

■ラ・マンチャの男(松本幸四郎/帝国劇場/4月19日)

 実は21世紀初頭から見たいと言い続けていたラ・マンチャの男。ようやっと見れました。3列目で(ぉ)。

 松本幸四郎はオーラが別格。作品によっては浮いてしまうんじゃないかと一瞬思ったくらい。 セルバンテスはともかく、ドン・キホーテは浮いてるくらいでちょうどいいので、良いのですが (セルバンテスとドン・キホーテの2役。作品全体はセルバンテスが語る即興劇の形をとっている)。

 サンチョ役の佐藤輝は歌が妙にきつそうだったんだけど、今でもあれが演出なのか調子が悪かったのか判断がつかない(苦笑)。 まぁ、佐藤輝は舞台は何度も見ていて、歌が気になったことはないので、演出だと思いたい…。

 アルドンサの松たか子も華がある。てか、妙に色っぽい。

■お伽の棺・韓国版(劇団扉座/多目的スペースumu/5月16日)

 鑑賞時のレポはこちら

 2008年で最も感動した舞台。同じ面子が集まって演じられることはもう二度とないだろうけど、 できたらきちんとしたところで、見直したい。あんなノイズのある場所でも、あれだけ引き込まれたのだから。演劇の力を見せ付けられた。

■TOWER OF POWER(BLUE NOTE TOKYO/5月21日)

 随分と久しぶりのBLU NOTE TOKYOでした。TOWER OF POWERはベテランのファンクバンド。 日本の感覚だと歌謡曲っていうか、演歌レベルのベテラン度合いなんじゃなかろうか。 手を伸ばせばメンバーと握手できる至近距離での鑑賞、満足。高価なりのことはある。

■DRACURA-ドラキュラ伝説-(松平健/新国立劇場中劇場/6月21日)

 鑑賞時のレポはこちら。 取り立てて追記することもないかな。

■新感線RX「五右衛門ロック」(劇団☆新感線/新宿コマ劇場/7月18日)

 鑑賞時のレポはこちら

 2008年で最も楽しかった舞台。本当にもう1回見たかった。今年ゲキxシネ化されるので、絶対見に行く。 こういう豪華な大衆演劇みたいなものが受けてるのは、素直にいいことだと思える。DVD化も待ってます(笑)。

■道元の冒険(阿部寛/シアターコクーン/7月19日)

 鑑賞時のレポはこちら

 難解な作品なので、今になってみるともう一度見直してみたい気はするんだよなぁ。

■Go to the NEW STAGE! THE IDOLM@STER 3rd ANNIVERSARY LIVE(パシフィコ横浜国立大ホール/7月28日)

 鑑賞時のレポはこちら

 今年の一発目のイベントは残念ながら抽選漏れでしたが、今年も4周年ライブがあることを信じている俺がいる。

■阿片と拳銃(劇団M.O.P./紀伊國屋ホール/8月9日)

 前述の「お伽の棺」などに出ている扉座の岡森諦目当てで見に行った舞台。 ものすごくしっとりとしていていい舞台だった。キムラ緑子のラストシーンが光った。茶化すようなエンディングはちょっと微妙だったけど(苦笑)。

 岡森諦は、爺さん役もよかったけど、やっぱり筋者の格好してるとすごく似合うなぁと思った。

■ピーチくりんだパプー(遊々団ブランシャ・ヴェール/SPACE107/8月11日)

 原案が田中真弓、出演が西原久美子、伊倉一恵、田中真弓という、なんかどっかで見たような面子が揃ってるのを見つけて、慌てて見に行った舞台。

 開始15分くらいで、とんでもないとこに来ちゃったなぁと思ったものの、中盤からは一気に引き込まれた。 西原久美子は年いくつだ(謎)。伊倉一恵が歌い始めると雰囲気が変わる、田中真弓もサービス精神旺盛すぎ。あなたは小林幸子ですか(謎)。 歌はちょっと厳しい人もいましたが、全般的にはそこそこの水準で安定してました。

 ただ、色々惜しいところはあったなぁ…。導入もそうだし、演出もブラッシュアップすればもっといいものになった気がする。

■blast!2 -MIX-(東京国際フォーラムホールC/8月10日、8月20日)

 一昨年とは若干プログラムをいじってきた今年。流れは良くなった気がするけど、やっぱり初代の方が好みだなぁ。 唯一の日本人キャストであるバトンの本庄千穂は頑張ってはいたけど、 一昨年の稲垣正司のバトンと比べるとどうも見劣りする気がした。稲垣正司のパワフルさが気に入ってたからかなぁ。

 あ、ちなみに、今年のblast!はまた初代です(もうなんかすっかり夏の定番と化した感)。

■新・水滸伝(二十一世紀歌舞伎組/ル・テアトル銀座/8月23日)

 脚本が扉座の横内謙介、演出が市川猿之助。久々の猿之助演出の二十一世紀歌舞伎組。 歌舞伎らしさを残しつつ、新しいものがきっちり出来上がっていました。 新歌舞伎の類って、ほとんど見たことなかったんだけど、これはこれですごくいいいものですな。

 話は水滸伝の「祝家荘の闘い」を舞台にした林冲(市川右近)が主役の話ですが、 見た人なら一番印象に残ってるのは王英(市川猿也)でしょう。なんでも、横内謙介は王英が主役だと口にしていたそうですが…。

 その他、春猿、笑也、笑三郎の3女形もこれぞという動きを見せていますし、殺陣もいい。きっちりした仕事でした。

■サクラ大戦紐育レビュウショウ~歌う大紐育3~ラストショウ(天王洲銀河劇場/8月28日、8月29日、8月30日)

 鑑賞時のレポはこちら

 書きたいことはレポに全部書きました。もうすぐDVDが発売になるなぁ…。

■東京JAZZ2008(東京国際フォーラムホールA/8月31日)

 毎年恒例の東京JAZZ。世界中から相当ごつい面子を集めて開催されています。 つっても、わたしゃ結構門外漢なんで詳細は語れませんが。スライの登場時の雰囲気はとんでもなかったですが。

 プログラム最後のどんどん参加者が増えていくセッションはまさに興奮の坩堝といった印象。また来年も行くでしょう(笑)。

■ミス・サイゴン(帝国劇場/10月18日)

 この日のキャストはエンジニアが橋本さとし、キムが知念里奈。

 話には聞いてましたが、巨大なホー・チミン像に、実物大のヘリとか、本当にど派手な舞台装置ですこと…。 もっとも、このオリジナルバージョンを上演しているところは、世界中で日本しかないそうですが。

 ストーリーはベトナム戦争の話なので、あまりに欧米人目線すぎて、アジア人にはちょっと鼻につくところがありますが、 それを差し引いても、十分価値のある舞台でした。 どうしても、市村正親・ソニンの組み合わせが見たいので、2月の博多座公演に行ってきます…。

■THE TAP GUY(博品館劇場/10月25日)

 実在の黒人タップダンサー、ビル・ロビンソンをモチーフにしたミュージカル。 玉野和紀とHIDEBOHがビルを演じ(青年時代と壮年以降で変わる)、マネージャーのマーティは小堺一機。

 名前の通り、タップが主体になっている話で、タップバトルは本当に見ごたえがありました。 裏目的である横山智佐も堂々たるもので、すっかり舞台女優だなぁ、この人は。

 ストーリー的には、ちょっと「?」な点も多々ありますが、きれいにまとまっている舞台ではありました。

■Gordon Goodwin’s Big Phat Band(BLUE NOTE TOKYO/11月4日)

 今年2回目のBLUE NOTE。Big Phat Bandは日本ではアマチュアバンドに大人気のビッグバンド。 メンバーはスタジオミュージシャンが中心とのことで、派手さはなくも安定した印象。 てか、また最前列で、手を伸ばせばGordon Goodwinに触れるような位置でしたよ…? しかし、あれだけの人数がBLUE NOTEのステージに乗り切るんだなぁということに感心(苦笑)。

■人生のクライマックス(劇団扉座/紀伊國屋ホール/12月2日)

 演劇集団キャラメルボックスの岡田達也を客演に迎えた扉座の本公演。 建築確認を不正な手段で通そうとするコンゲーム的なストーリーを中心に話は進み、 篭絡対象である実直な公務員の抱えている秘密がいわばオチ。

 なんというか、「あーその気持ちなんかわかるわー」と何度思ったことか(苦笑)。 まぁ、自分の世代よりもうちょっと上の世代のパパ達にはかなり刺さる内容かと思います。

 岡田達也も良かったけど、その秘密を抱えている公務員の有馬自由がすごく良かったなぁ…。 もちろん、岡森諦はこわもてっぷりを発揮して、良かったです。

 本筋とはまったく関係ないんですが、岩本達郎の「最近までゲーム業界にいまして、それもえろげーの方で」 っていう、台詞にドキっとしてしまった俺がいる…(苦笑)。なんか予想外のところで「えろげー」って単語聞くとびびるのよ。

■K2C Sunshine Band(MOTION BLUE YOKOHAMA/12月26日)

 K2CSBは、米米CLUBの面子が何らかのコンセプトで行うライブユニット。 そもそも、K2C Sunshine Bandって名前からして、KC & Sunshine Bandのもじりだし(まぁ、米米CLUBの略称のK2Cもあるバンドのもじりなんですけど)。 クリスマスソングありーの、スタンダードナンバーありーので、安心して楽しめましたよ(謎)。

 まぁ、米米の癖があって、バンドの振りにすごい勢いで客席が反応してたりってのは面白かったですが。 しかし、スタイリスティクスの「愛がすべて」って、なんであんなにネタくさくなっちゃうんだろう…(苦笑)。

 というわけで、えらい駆け足で2008年を振り返りました。 これ以外に落語を30席くらい見ているんですが、そっちは色々書きづらいこともあるので、パスということで(苦笑)。 ただ、30席っていうと、寄席に1日こもると聞けてしまう量なので、余りに少ないよねぇ。今年は頑張ります。

 一応今年の目標は30公演+落語100席なので、なんとか達成できるように頑張ろう…。 現時点で予定に入っているのは4公演。まぁ、なんとかなるだろう(財布のことは気にしないことにする(ぉ))。

 ちなみに、種々の予定のところに、鑑賞予定リストがあるので、興味がある人はどうぞ。 検討中のところのチケットに興味がある人は、声をかけてくれれば一緒に取れるかも知れません(笑)。


[社会]

臨時国会にまたエロゲ規制の請願が出てることについて(第2版)。 / 2008-10-21 (火)

 書こう書こうとは思っていたものの、ずっとスルーしていたのだが、まぁ、ちょうどいい機会なので、 一度まとめておこうと思う(なんか、サマータイムのときと同じだな(笑))。 なお、請願の全文が手に入ったら、大幅に改訂する可能性があることをあらかじめ付記しておきます。

 とりあえず、えろげユーザー含めこれを見た人にお願い。規制論に対して、決して感情的な反応は示さないでください。 感情的な反応を返すことは、規制論の助けになることはあっても、規制撤回には進みません。 感情論の応酬となってしまったら、絶対に数の力には勝てません。 落ち着いて、いかに規制論が不備な主張であるかを指摘する方向性で対処をお願いします。

 今回の請願に反論する前に、まず表現規制に関する自分のスタンスを明記しておきます。

 自分のスタンスは「表現規制はその違法性にのみ留意すべきであって、社会一般の認知度または許容度に影響されるべきものではない。 ただし、見たくない権利には十分に配慮しなければならない」というものです。 平たくいうと「例え国民の99%が眉をひそめる表現であったとしても、明確な違法性がないのであれば規制してはいけない。 ただし、見たくない人が見ないで済むように、どのように公表するかについては、十分注意を払うべき」ということです。

 さて、では前置きはこれくらいにして、本題に入りましょう。

 まず、法務委員会に付託された該当請願の情報はこちら(新しいページで開きます)

 これだけじゃ、内容がわからないので、あちこちで引用されている以下の記事もあわせてお読みくださいませ。

■「エロゲーは危険な社会を作り出す凶器」――規制を求める請願、衆議院に

 現時点で全文が見れていないので、上記記事に書かれている内容を元に話をしますが、 どうやら5月に円より子参院議員が付託した請願とほぼ同様の内容と思われます。

 記事を順番に見ていきましょう。

 「ランドセルを背負った小学生の少女をイメージしているものが多く」えろげユーザーはほぼ同じことを言うと思いますが、 ぱっと見小学生だろうと思うようなキャラは決して多くありません。 実際に、ソフ倫(コンピュータソフトウェア倫理機構)などは、キャラの頭身について指針を示しており(俗に言う5頭身規制)、 極端に幼児体型のキャラは現状表現できません。

 また、そもそもここで言及されているやランドセルについては、ソフ倫では2001年から自主規制として事実上表現できなくなっており、 仮にもうひとつの倫理団体であるCSA受審された作品で表現されているにしても、 現在の受審シェアからして、到底「多い」といえる状況にはなり得ません(とっさに数字が出ませんが、今度ちゃんと調べておきます)。

 ランドセルなどの象徴的なものがない場合、キャラの見かけから年齢を判断することになりますが、 一部の実写的なイラストを除けば、大多数はデフォルメされたキャラであり、一部を誇張・省略することがデフォルメである以上、そこから年齢を読み取ることは、非常に困難であると言わざるを得ません。 正直、このようなイラストに長く接してきた自分などでさえ、ぱっとイラストを見て「○歳くらい」とはとても言えません(もちろん明らかなものはありますが)。

 以前行われた市民団体の調査で「制服」や「体操服」などを着用しているものが「未成年表現」としてカウントされたものがありましたが、 もしこれをそのままえろげに適用して規制対象とした場合、「成人が着用する」ことを前提とすれば実写で表現可能なことが、イラストでは表現できないという逆転現象が発生することになります。

 「アダルトゲームで青少年は心を破壊され、人間性を失う」人間性を失うかどうかについては、 誰も明確な調査を行っていない以上、この断定はまったく無意味なのでおいておくとして、 根本的にアダルトゲームはその名前の通り、18歳未満には販売できません。 18歳未満には販売できない商品に対する批判として、青少年への影響に言及するというのは、率直にいって理解に苦しみます。

 この論調をそのまま他の「大人の娯楽」に適用するならば、「未成年の飲酒は健康被害が発生しているため、酒類の販売を規制すべきだ」、 「競馬等の公営ギャンブルは、未成年の金銭価値観の崩壊につながっているため、公営ギャンブルは規制すべきだ」ということになります。

 これがいかに的外れな指摘であるかは、論じるまでもないでしょう。 青少年への被害云々というのであれば、いかにして青少年の手に渡らないようにするかを議論すべきであって、 そのものを排除しようとするのは、特定表現を対象にした弾圧でしかありません。

 「幼い少女達を危険にさらす社会を作り出していることは明らか」これも上記と同様で、 何を根拠として「幼い少女達を危険にさらす」のかがまったく理屈としてわかりません。 二次元のキャラクターに対する性欲については、精神科医である斉藤環氏の言説を引用します(発言はすべて松文館裁判第7回公判より)。

 氏の言説によれば「現実において女性に向かう性欲の領域と、二次元上に描かれた女性あるいは女性のような図像に対する欲望とは全く異なったもの」としており、 「二次元のキャラクターに対する性欲は一種のフェティシズムであり、一般性のあるものではない」としている。 ここでいう「一般性」というのは、端的にいえば「見慣れていない人間はエロ漫画では性的興奮を得られない」という意味です。

 特に重要なのが、前者の「現実の性欲と二次元上の性欲はベクトルが異なる」という部分で、 二次元のキャラというのは必ずしも現実の人間などを投影しているものではないことです。 あくまで、その存在自体が「ファンタジー」なのであり、その「ファンタジー」は決して現実に出てくることはありません。

 次に、メディアの悪影響論についてですが、数々の反証が世の中にはありますが、ここではその例として、 宮台真司氏(首都大学東京教授)が松文館裁判に提出した意見書(新しいページで開きます)を紹介します。第二部に悪影響論に関する論説があります。

 まったく根拠を挙げず、悪影響論を振りかざす言説より、遥かに説得力があるのは明らかです。

 さて、長々と書いてきましたが、今日のえろげの状況と今回の請願に記載されている内容がこれだけ乖離していることことからもわかるように、 ろくな調査も行わずに、規制を求めているのは明らかです。 最近ともすれば「自分が不快であること」を「社会通念上許されない」という、言葉の置き換えで表現する人が増えているように思いますが、 この件にも同じようなものを感じてなりません。

 いずれにしても現状が理解されていなければ、建設的な議論を行うことはできません。 指摘が真に迫っている内容であれば、業界側も真剣に検討せざるを得ないでしょうし、より良い方向性に進もうという動きも出てくるでしょう。 今回の請願も、例えば「青少年に一般的に渡っている状況をなんとかしてくれ」ということであれば(そういう現実があるかどうかはともかくとして)、議論の余地はあるでしょう。 しかし、このような「言いがかり」を吹っかけられても、業界は対応の仕様がありません。正直この内容では「いや、そんなことはありません」しか言えないので、一切先に進めない。 何せ、前提として書かれている状況が現実に合っていないわけですから。

 規制を求める側も、もし本当に児童(なぜ請願は「少女」に限定されているのかも、かなり疑問です。「少年」に対する性犯罪は増加してるのに)に対する性犯罪を減らしたいのであれば、 見たくないものであってもきちんと見て、真剣に状況を分析するべきです。 単に目に付いたものを場当たり的に規制しても、そうそう結果はついてきません。 少なくとも、今回の請願の内容を見る限りでは、真剣に性犯罪を撲滅しようとしているとはとてもじゃないけど思えません。

 こういっても、おそらく規制派の人は信じないでしょうが、児童に対する性犯罪を撲滅したいと願うのは、 えろげユーザーであろうと同じです。むしろ、そういう犯罪が起こるたびに、犯罪者予備軍のような目を向けられるえろげユーザーの方がより切実でさえある。

 えろげというのは、言うまでもなくサブカルチャーです。今後もサブカルチャーであり続け、 決して一般化することはないでしょう。個人的には、一般化していいものとも思いません。あくまでマイノリティの趣味であるべきです。

 しかし、だからといって、そのサブカルチャーが半ば言いがかりで排除されるようでは、 社会としてどうなんだという思いはあります。

 単なる1ユーザーの言説ですから、わたしの言うことなぞ、何の力もありませんが、 思うところは、細々と書き綴っていく所存です(最近えらいサボり気味ですが)。 まぁ、色々考えていただければ幸いです。


[公演・ステージ]

8/28,29,30の「サクラ大戦・ラストショウ」。 / 2008-09-01 (月)

 すっかり間が開いていて申し訳ありません。怒涛の観劇月間も終わり、ちまちま整理していきたいと思う所存。 過去の観劇記録はあとで拾い上げるとして、まずは新しいものから。

 先にお断りしておきますが、すでに千秋楽を迎えているため、ネタばれは気にせずに書いています。 ネット配信やDVDまで情報を封印したい方は、スルーが吉です。あしからず。あー、あと半端なく長いので気をつけて(苦笑)。

 正式タイトルは「サクラ大戦紐育レビュウショウ・歌う大紐育3~ラストショウ~」、会場は天王洲・銀河劇場(旧アートスフィア)。 わたしは最終的に28昼、29夜、30昼、30夜の4公演を見てきました(ちょうど半分ですね)。 よって、千秋楽は見ていませんので、千秋楽のことは聞かれてもわかりません(苦笑)。

 銀河劇場は総席数が750ほど。実際にはカメラや関係者が使ってる席もあるので、実質700程度でしょうか。 チケット大戦のことを思うと、もうちょっと広いところでやってもという思いは今でもありますが、 どこからでも見やすく、ある種アットホームな雰囲気でした(750席もあって、アットホームな雰囲気になるってのは、サクラならではですが)。

 構成はいつも通り、1幕がオープニングレビュウ+ストーリー部分で、2幕が劇中劇(今回は劇中レビュウですが)です。

 1幕のストーリーは、サニー(内田直哉)から次回公演の構成を任された新次郎(菅沼久義)がアイデアが出なくて苦悩している。 レッドベリー(小牧祥子)や、双葉(笠原留美、新次郎の母親役)、スター5の面々から時には励まされ、時には突き放され、最後にひらめきを得るという話。

 これを見ていると、本当に新次郎は愛されているなぁと思います。 ゲーム(サクラ大戦V)の最初では、誰からもいらない子扱いされて「お前じゃ、大神一郎の代わりにはならない」とか言われてたのにねぇ…。 プラム(麻生かほ里)と杏里(本名陽子)が新次郎を擁護した時の、 「君達、いつからあの東洋人のお味方になったんですか」というサニーの台詞も、過去の経緯があればこそ生きる台詞ですし。

 2幕は新次郎がひらめいた内容「ひらめきが世界を作る」というテーマの元、 アメリカの歴史を紐解くレビュウショウになります(新大陸への移民、イギリスからの独立、西部開拓、黒人解放の4景+「夢よ」)。

 そして、新次郎の挨拶、「Symphony with Friend」、「Kiss me, sweet」で本編が終了し、カーテンコールとなります。

 今回のこのラストショウ、紐育3年の舞台の中では、間違いなく一番と断言できます。 セガの心意気なのか、広井王子の腕力なのかはわかりませんが、ことサクラ関連のイベントについては、 最後となると、きちんと手間も金もかけてしっかりやってくれるのがうれしい限り。

 今回もゲストもキャストも増え、舞台装置も一番見栄えがしました(シンプルなものではありますが)。 衣装も今回かなり多いですしねー。着替えの多いダンサーさんはすごく大変そうでした。一体何回着替えているのやら(苦笑)。

 その色々なスペシャルな要素の中、特にラチェット(久野綾希子)が参加したことは、非常に大きかったです。 久野さんの参加は、かなり後の方で決まったと聞いていますが、もし参加されていなかったら、 まるで違う舞台になっていたのではないかという気がするくらい、存在感を発揮しておられました。

 劇団四季所属時代には、主役を多く演じていた方なので、歌唱力は折り紙付ですが、 それだけでなくストーリーの中でも、存在感のある役でした。

 そうそう、今回のキャスト表見たときに、ミュージカル好きな人なら誰もが見たいと思ったであろう、 サニー、ダンディ(園岡新太郎)、ラチェットの3人揃い踏みはちょこっとではありますが見れました。 3人揃って歌うのは1フレーズだけなのに、それだけで背筋がぞくぞくするという(苦笑)。

 もちろん、ジェミニ(小林沙苗)、サジータ(皆川純子)、リカ(齋藤彩夏)、ダイアナ(松谷彼哉)、昴(園崎未恵)の主役5人も頑張っていましたよ。 サジータのダンスや、新次郎の演技なんかはものすごく成長が見えて、それだけでちょっとうるっと来たり。 はっきりカラーも出てきて、まとまりも出来てきたこの3年目で終わってしまうのは非常に惜しいのではありますが…。

 ここからは、印象的なシーンをいくつか。

 1幕の最初の新次郎のひらめきは、過去の演目の衣装を入れ替えて演じるという「妄想テレビジョン」。 ピンクのドレスを着たサジータの「その名はロデオ」は、その余りのギャップに、本人までが登場時に笑っている日も。 ピンカートンに扮したジェミニの「愛の花」では、サニーが着物とかつらを被って蝶々夫人に扮しますが、 その異様な風体に、ジェミニは近づきたがらない(笑)。

 2幕最後の部分で、新次郎が挨拶をします。 内容を要約すると「公演が終われば、セットはばらされ、舞台は幻のように消えてしまう。それが世界中の劇場で日々繰り返されている。 しかし、その思い出は必ず、人々の心に残る」という感じ。 新次郎がしゃべっている後ろでは、実際にダンサーが舞台からはけ、大道具は片付けられ、 スクリーンが上がり裏の棚に置かれた部材がむき出しになります(要するに設営前の状態になる)。 その、殺風景な舞台が強烈にこれで終わりということを印象付けて、かなりくるものがあります。

 というか、ラチェットソロの「夢よ」、新次郎の挨拶、「Symphony with Friend」の流れはもううるうるしっぱなしですよ、えぇ。 千秋楽、新次郎はちゃんと泣かずにあの挨拶言えたのかなぁ…。

 「Symphony with Freind」もいい曲ですな。「手をつなごう」が連呼される曲で、実際にキャストがみんな客席に下りてきて、握手をして回ります。 通路側にいる人はラッキーということで。わたしは4公演合計で、昴、リカ、プラム、新次郎の4名と握手を…(公演行ってた人なら、どの辺に座ってたのか丸わかりですが)。

 「Kiss me, sweet」はサイリウムOKの曲で、それなりに振っている人がいましたが、 ほとんどの人が会場で売ってるサイリウムを振っているのはえらいというか、なんというか(苦笑)。

 その後はカーテンコールがあって、主題歌「地上の戦士」。

 サクラの舞台では、主題歌は立ち上がるってのがお約束ですが、 キョロキョロしてわたわたしてる人は初めて来た人なんだろうなぁと、ちょっと微笑ましく思ったり(笑)。

 「地上の戦士」が終わると、ゲストの紹介(今回はダンディ団と、ラチェット。28日はさくら(横山智佐)とエリカ(日髙のり子)も)、 そして「摩天楼にバキューン!」という決め台詞をみんなでやった後、サニーからご挨拶。

 この挨拶は、新次郎の挨拶と内容的には近いもの。 「紐育3年、巴里4年、帝都10年。のべ12年間サクラのショウは行われてきた。 しかし、形のあるものはいつか必ずなくなる。でも、その後には新しいものが必ずできると信じよう」(毎公演、若干表現は違う)。

 最後は「ここはパラダイス」の会場中の大合唱。この曲も後半はキャストがみな降りてきて、ハイタッチをして回ります。 ジェミニとハイタッチできたので、わたしゃ満足です。 …しかし、アンサンブルのがん平(岩本達郎)さん、毎回毎回ギリギリで駆け上ってきて、客席のどこまでいってるんですか(笑)。 (追記:どーも2階席までいってたらしいですね。そりゃ大変だわ)

 全曲終わった後は、毎回どなたか1名の締めの挨拶。自分が見た中では、28昼がベロムーチョ(べろ武田)、 29夜がプラム、30昼がレッドベリー、30夜が杏里でした。 30夜の杏里の挨拶で「1年目は泣き、2年目は弾け、そして3年目は泣かずに笑顔で終わりたいと思います」と言った途端に、 客席中から「新次郎」コールが。新次郎は去年も泣いたもんな。必死で泣かないと否定しておりましたが、さてどうなったやら。

 客席の雰囲気は、いつも通りというか、いつも以上というか、公演を追うごとに暖まっていった感じですね。 正直、28昼や29夜は客席に硬さがありました。でも、30日の公演、特に夜公演はもう絶好調で、がんがん声はかかるし、 うまく舞台と客席が循環した感じでした。まぁ、これは何度も見てる人が内容把握してきたのと、 土日しかこれない社会人などの「濃い」ファン層が30日は多くいたのが理由でしょうね。

 せっかく、4回見てきたので、日替わり要素をちょっとご紹介。

 まず、前説が日替わり(2回公演だと基本的に昼夜同じ)で、今回はいつものOG(広井王子)ではなく、 ベロムーチョが出てきます(初日はOGだったのかも?)。 28日はOGに頼まれたといって出てきて、手紙を読み上げる。そして、明日からはこれを着るようにと、OGの衣装がステージに置いてある。 29日はちゃんとOGの衣装で登場。30日はそこに新次郎が乱入、という具合。 あ、ジェミニはいつも通りに毎日出てきますよ(なんで、主役が前説やってるのかっていうと、ジェミニはゲーム開始時は、本当に下働きだから)。 バキューン講座(エンディングのポーズ指導)は、リピーターが増えていく公演後半になればなるほど短くなっていきましたが…。

 あとは、序盤にダンディ団のヤン太郎(西村陽一)が釣り上げる魚が公演ごとに違っていて、 28昼がウツボ、29夜がカツオ、30昼がロブスター、30夜がカニをくわえているイカ。 30昼は「赤鮫くんでも狙ってみますか」といって、2階席から田中真弓さんが声をかけるというサプライズ。

 カフェのシーンは、基本的な展開と動きは決まっているものの、ほとんど日替わりというかアドリブ。 ダイアナの登場シーン、サジータの受け答え、ダンディがラチェットに声をかけるシーン、あまつさえ後ろの席にいるダンサーさん2人の動きも日替わりだったりします。

 ダイアナの登場シーンは現実世界に起きてることがリンクしてたり、サジータの断り方も「だが断る」「勝手にしろ」「お前達だけでやれ」など色々。

 ダンディがラチェットにかける台詞は、日ごとに詳細になっていくのがおかしかったです。 28昼は普通に声かけるだけ、29夜は「どこかでお会いしたような…」、30昼が「マンマミーア、エヴィータ、キャッツ」と久野さんの代表作を挙げる、 30夜になると「ウエストサイド物語のマリア、コーラスラインのディアナ、キャッツのグリザベラ」と役名までつき「すみません、相変わらず本当におきれいなもので」では、 さすがに久野さんも苦笑。

 ダンサーさん2人の席は、公演パンフを見ながら話してるのは同じなんですが、 やたらとお茶が運ばれていたり、突然ロールケーキが1本ぼんと出されてたり、結構色々やってましたね。 新次郎の牛乳と一緒で、なんら打ち合わせなしで突然出てきたらしいですが(苦笑)。

 28日ゲストのさくら、エリカは1幕の入国審査の場面と、2幕冒頭で登場。 2幕冒頭ではさくらがラチェットと劇場版主題歌をアカペラで歌い、エリカはおはボンを披露(これが最後のおはボンかなぁと思うと寂しいですな)。

 去年は台風と地震に見舞われ、今年も雷雨にことごとく攻撃されましたが、公演自体は非常に楽しめました。 サクラ大戦を取り巻く状況や、広井王子氏やREDの状況を考えると、今回で最後というのは止むを得ませんが、 単発でもいいから、どこかでまた復活するといいなぁと思っています。

 最後に29日の公演終了後、後ろを歩いている人から聞こえてきた台詞をご紹介しましょう。

 「俺、今ならこの周りにいる人たち、誰とでも仲良くなれるような気がする」

 多分、それは皆が感じていたことだと思います。 その感覚こそが、サクラ大戦ファンが常に「いいお客様」と言われ続けてきた理由でもあると思います。

 出演者はじめ、すべての関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。まさに夢の如き3日間を楽しませていただきました(翌日精神的に不安定になるくらいに(苦笑))。 残念ながら参加できなかった千秋楽は9月16日からのネット配信で見ようと思っています。

『サクラ大戦』紐育星組が最後のバキューン!「歌う♪大紐育♪3」レポート(電撃オンライン)

 写真の説明。1枚目は会場の外観(シーフォートスクエア)、2枚目が銀河劇場入り口、3枚目がオリジナルカクテル(ノンアルコール)「Symphony with Friend」、 4枚目がその案内看板、5枚目がパンフレットと毎度おなじみ射出されたテープ(笑)。

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1: tuna (09/03 16:14)
当日は(ひぃすさんは連日)お疲れ様でした。そして、読み応えのあるレポをありがとうございます☆
私はこの最後の公演が観られて本当によかったです!(TT)
単発復活に期待しつつ。今はDVD、ライブCDの発売を心待ちにしようと思います♪
2: ひぃす(管理人) (09/04 00:22)
お疲れ様でした。ちょっとカフェの辺りとか追記しました(苦笑)。
正直まだちょっと引きずっているので、とりあえずサクラVをやり直しはじめました。
舞台見た後だと、実写じゃないことに違和感を感じるという(苦笑)。
とりあえず、ネット配信用にWebMoneyを買ってこないと。
本当にまた何かあるといいですねぇ…。
3: pzxcwa (09/24 13:36)
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[公演・ステージ]

昨日の「アイマス3周年ライブ」。 / 2008-07-28 (月)

 さすがに昨日は帰ってきて書く余力がなかったので、今日になりましたが、昨日のアイマスライブについてです。 一応正式名称はなんだっけ。「Go to the NEW STAGE! THE IDOLM@STER 3rd ANNIVERSARY LIVE」というらしいですじょ。

 ライブの内容はすっごく良かったです。間違いなく今までで一番と断言できる。

 まずはすごく良かったライブの内容から。山盛りレポは上がるでしょうから、詳細はそちらに譲り、 印象に残った曲・内容だけピックアップしていくので、よろ。

 18:10頃、いつものように小鳥さんの前説から開始。今月配信のアイドラでついに日の目を見る小鳥さんの3Dモデルを使った前説は素敵でした(笑)。 というか、始まったときの場内のどよめきと歓声が、大会場にいるということを再認識させてくれてちょっと感無量。 わたしに限らず、アケからやってる連中は、「ここまで来たか」という思いを持ったんじゃないでしょうか。

 とにかく今回は、余計なものはなしという感じでしたね。ドラマパートはある程度あったものの、全般的に歌でがんがん押してくる感じ。 人数が多い強みを生かして、常にステージ上では誰かが歌っている状態でしたよ。 しかも、きっちり訓練もしてきたと見えて、振りもみんなきちっと入ってるのがすばらしい。

 3曲目の「GO MY WAY!!」で、かなりみんなテンションがおかしくなってくる(笑)。

 「My Best Friend」(REM@STER-B)は、真・伊織コンビでしたが、くぎみーがCDにも入ってる「キュンキュキュン」ってのをそのままやってるぅぅぅううう。 いやまぁ、実際本人がいってたのか、カラオケ音源に入ってたのかはわからないんですが、それにあわせて腕振ってるくぎみーはえらいかわいかったです。 おかしいな、俺釘宮病は発症してなかったはずなんだが(苦笑)。

 ドラマ仕立てになっていたソロコーナーは、やよいの「キラメキラリ」から。相変わらず、これもテンションの上がり方が半端ない(笑)。

 春香の「I WANT」。俺は春香ファンなので、あえていう。正直上手くはない。上手くはないんだけど、妙に説得力があるんだよなぁ、これ(笑)。 回を追うごとに、「I WANT」は凄みが増していく気がします。

 「おはよう!!朝ごはん」(REM@STER-A)、すいません、串田アキラが本当に来ると思いませんでした(汗)。 「いでよ、ヤキニクマーン」で、ご本人登場で、会場のテンションは完全に振り切りました(苦笑)。

 あずささんのの「隣に…」。いや、真面目に歌わせたら、チアキングは最強ですな…。もう純粋に聞きほれました。

 季節感をぶっちぎって「メリー」(笑)。うさちゃんを抱えているくぎみーに胸キュン(またかよ)。

 小鳥さんの「ID:[OL]」。いや、普通に「空」かなぁと思ったので、ちょっと意外でした。 間奏での70年代っぽいディスコダンスがとっても素敵でした(笑)。つーか、ほんとこの娘は色々謎です(苦笑)。

 全員集合して「THE IDOLM@STER」で前半戦終了。この時点で開始から100分ほどの19:50。 この後、若干のMCがあって、チアキングの無茶振りコーナー。多分、進行台本に「無茶振り」とだけ書いてあったんだと思う(笑)。

 後半は律子・千早の「魔法をかけて!」から。アイマスの大量CDはここから始まったんでしたなぁ…。 何か、M@STER VERSIONのイントロにものすごい懐かしさを感じました。 そういや、最初の赤羽のイベントは、律子役の若林神がアケの振りをコピーしてみんなに教えてたんでしたっけねぇ…。 それ考えると、ほんとによくぞここまで来たって感じだよなぁ…。

 「inferno」は千早・あずさ。完成度では一番だったかも。純粋な感嘆の「うおー」という言葉が口を突く。

 しっとり4曲といって、2曲目に出てきたのが「空」。 しっとりといわれてしまったので、みんなコール入れていいのか迷ってる雰囲気がありあり。 個人的には、これにコール入れないのはありえないので、途中からやけくそ気味にコール入れて扇動(苦笑)。やっぱ、樹里きちええのぅ。

 「my song」春香・真・あずさ。冒頭の心霊現象(謎)は忘れる。しっとりいい曲ですなぁ…。 えりりんも、すごく雰囲気の作り方がうまくなりましたよねぇ…。やっぱり感無量(苦笑)。

 そして、各所ですでに話題になりまくっている、新展開の話がくるわけですが…。 いや、まさか、ここで「たかね」と「ひびき」を引っ張り出すとは思いませんでしたよ…。 多分、ここを見ている人には説明いらないと思いますが、この2人はアケ版の没キャラとして有名なんですよね。 961プロ社長は子安さんですかね。どういう形で整合性をつけるのか、またどういう流れになっていくのか、不安もあり楽しみでもあり。 でも、まだまだ展開する気満々だということが、わかったのは良かったかな。

 新キャラの声優である、ご両名は多分新人さんだと思うんですが、どんな反応されるかわからない5000人の前にいきなり連れてくるってのも、 えらい酷なことをするなぁとか思ったりはしましたが(苦笑)。

 そして、本編の〆は「まっすぐ」。これも泣けてくるわ…。そして、アンコールは「THE IDOLM@STER」。 全部で36曲、ほぼ3時間のライブは終了。

 いやぁ、テンション上がりすぎちゃって、会場の外で延々盛り上がってました(汗)。 ほんとは直帰するつもりだったのに、つい打ち上げも参加してしまったし(笑)。

 さて、ここからは苦言。

 ライブの内容がすごく良かったがために、対照的だった運営側への不手際は色々と印象に残っておりまして…。 公演の感想としてはちょっとイレギュラーなんですが、時系列ごとに整理して、ちょっと書いてみまする。

■開場前の物販

 物販は12時~16時の時間帯で行われておりましたが、なんだか12時の時点では1000人近く並んでいたそうで。 わたし自身は第一波がはけた後にいこうという腹積もりで、14時頃到着でいったわけですよ。 なんかこう、公式パンフレットと、会場限定版のM@STERBOX IVくらいしか売ってませんでしたよ?

 ぶっちゃけ、パンフレット買って、CDどうしようかなぁと思ってたくらいでパンフレットも完売してたので、うわちゃーという感じ。 正直、今回チケット取れてない人たちが結構いる訳で、そういう人はグッズだけでも買いに来ることは考えてないのかなぁ。 用意してる数が少なすぎじゃないかなぁという印象ですよ。

 余ったら通販で出せば、間違いなく捌けるだろうし、お祭りということを考えると、ある程度行き渡る程度の数は用意してもらいたいところです。 というか、お祭りであるからこそ、来れなかった人向けに通販はやった方がいいんですけどね、変な連中暗躍させないためにも。

■開演前

 入場口で、わたしが参加したイベントではかなり久しぶりな荷物チェックをやってました。 正直、昨今のカメラ携帯の普及状況考えたら、荷物チェックなんて完全に時間の無駄だと思うんですが、どうでしょう。 録音機器にしても、最近のは小型なので、ポケットにでも突っ込んで持ち込んだらわかりませんし、実効性がない割に混雑を助長していた印象です。

 実際問題、ロビーや会場内の様子を携帯で撮影してる人たちは山ほどいましたし、何のためのチェックだったんだか…。

 わたしゃ、普通にデジカメ持ってたので、預けましたけど、えらく段取り悪くて5分くらい足止めくらいましたしね…。

■開演中

 えっと、はっきりいいます。カメラ下手(苦笑)。 全般的にいえることなんだけど、なんか色々やってることが素人くさいんですよ…。 場内の仕切りをどこがやってたのかはわかりませんが、次にこの規模(もしくはそれ以上)の会場でやるのであれば、 是非、きっちりノウハウを持ってるところにやらせてもらいたい。

 あと、場内のスタッフは何のためにいるのか、わかってるのかなぁ…。立ってりゃいいってもんじゃないよ…。 明らかに「危ない(ごめん、詳細は避ける)」行動とってる奴がいるのに、止めないどころか声もかけないんじゃ、いる意味がない。 多分、スタッフ個人の問題じゃなくて、仕切り側の問題だと思いますがね。

 今回は特に大きなトラブルはなかったと思いますが、このままだと、何も事件は起きてないのに入場終わらなくて開演が30分押すだとか、 客が酒飲んで暴れだすだとか、起きてもおかしくないんだよね…。あ、ちなみにこの辺の内容はすべてアンケートには書いておきましたけど。

 まとめ。みんなで盛り上がっていこうよ(笑)。 次があるとすれば、代々木第一体育館か、幕張イベントホールか、横浜アリーナかどの辺ですかねぇ…。 武道館はどう考えても赤字になるだろうから、やらないだろうなぁ…。

 写真の説明。1枚目は終演後の会場前(開演前の撮影忘れたので)。2枚目が公式パンフレットと、ライブの思い出、射出されたテープ(笑)。

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